性同意の調査
性的同意とは、性的な行為を行う前に、お互いの気持ちを確かめ合うことです。セックスだけでなく、キスやハグ、手をつなぐなどの身体接触や親密な触れ合いも含まれます。性的同意のポイントとしては、次のようなものがあります。
- 対等な関係であること
- その行為の持つ意味とリスクを理解し、自分の意思で決めることができる状況であること
- はっきりと言葉で確認すること
断れない状態や立場を利用しての行為は、同意があったとは言えません。また、相手が配偶者や交際相手であっても同じように同意が必要となります。性的同意の例としては、次のようなものがあります。同意をとる側は、「嫌だったら嫌って言ってね」「今はやめておいた方がいい?」など、誘う側が相手に断りやすい雰囲気をつくったり聞き方に工夫することもできます。
- 「手をつないでいい?」
- 「●●(体の部位)をさわるのは嫌じゃない?」
- 「したいけど、どう思う?」
- 「してほしいことはある?」
性同意調査
性的同意について「絶対に大事だと思う」若者は9割を超えた(90.1%)。一方で、「性的同意を得ているつもりだが、本当に得られているか自信がない 」と男性の約2人に1人(49.1%)、女性の約3人に1人(36.0%)が回答。
「具体的に性的同意とはどういうものか、正直わかっていない」の回答も4割を超えており、性的同意の重要性はわかっていながらも具体的には理解していない現状が明らかとなった。
性同意の方法
現在の同意方法としては63.7%「口頭」がメインの方法として行われており、「キロクなどのウェブサービス」「契約書」などの法リスクを避けるための方法も併せて10%近く行われるようになっている。