梅毒感染者数過去最多
梅毒感染者数が2024年過去最多の1万5千人を突破した。現在ではコロナ感染者数より格段に多い数値となっている。
国立感染症研究所の山岸拓也氏は、性感染症にかかるリスクが高いとされる性風俗産業にかかわる女性や利用する男性だけでなく、「一般の人にもすでに感染が広がりつつあり、“身近”な危険になってきている」として感染の注意を呼び掛けている。
「梅毒」感染者数過去最多“パパ活” “マッチングアプリ”も要因に!?
梅毒感染者が増加
性病が増加している要因は、風俗だけではない。コロナの影響で外で遊ぶことが減ったというより、アウトドア系とインドア系の2極化が進んだと考えている。そのうちインドア派の人は男女問わず風俗に行くことが増えたと考える。
女性用風俗も増えていることは需要が多いのである。若い女子は今も昔も援助交際しており、アプリによってより安全安心で援助交際しやすい環境も整っていると言える。
梅毒感染者数について
梅毒の感染が日本で広がり始めたのは、今から10年前の2014年頃にさかのぼる。 それ以前は、主に男性同性間性的接触者の間で感染が起こっていたが、2014年に女性の感染者数が前年より100人以上増加。以降、異性間の性的接触による感染が急速に広まった。
梅毒の特徴のひとつは、男性感染者が20代から50代と幅広い一方、女性が20代に偏っていることだ。感染拡大の背景を探るため、国は2019年から感染者の性風俗産業の従事歴・利用歴も調査項目に含めた。女性感染者では4割ほどに従事歴が、男性感染者の4割ほどに利用歴があることがわかった。