同人は物語を考える楽しさがある。物語を別の角度から見る、見られる楽しさがある。一枚の少女がいれば、その少女が何者で、何をしてどう生きていて、という想像が膨らますことができる。漫画やゲームではあえて省かれる、性を最大限誇張する作品もある。性は創作物とリアルを結びつけることができるからでもある。

同人活動の楽しさは、主に「作品をつくる喜び」「ファン同士のつながり」「自己表現の場」の3つに集約されます。以下に、同人活動の楽しさについて具体的に説明します。 

1. 創作活動そのものの楽しさ

  • 好きなものを形にする喜び: アニメ、マンガ、ゲーム、小説など、自分が熱中している作品への愛や情熱を、同人誌やグッズなどにして表現できます。
  • スキルアップと自己実現: イラスト、文章、音楽、デザインといった技術が向上し、成長を実感できます。
  • 作品を完成させる達成感: 作品制作には様々な工程(企画、執筆、デザイン、印刷など)があり、それを乗り越えて一つの作品を完成させたときの達成感は格別です。
  • 評価や反応が得られる喜び: 発表した作品を読んだ人から感想をもらったり、イベントで直接声をかけられたりすることで、努力が報われる喜びを感じられます。 

2. 仲間との交流の楽しさ

  • 共通の趣味を持つ仲間との出会い: 同人イベントやSNSなどを通じて、同じ作品やジャンルが好きな人たちと出会い、共感し合える仲間ができます。
  • サークル活動の充実: 仲間と一緒にサークルを組んで作品をつくったり、イベントでブースを運営したりすることで、連帯感や仲間意識が生まれます。
  • イベントでの交流: 同人誌即売会などのイベントは、参加者との交流を楽しめるお祭り的な要素があります。作品を買ったり、サークルを回ったりするだけでも楽しめます。 

3. 多様な楽しみ方

  • 作り手として楽しむ: 自分で作品を制作し、発表する楽しさ。
  • 読み手・買い手として楽しむ: 好きな作家の作品を読んだり、イベントで新しい作品を発見したりする楽しさ。
  • イベントの雰囲気そのものを楽しむ: 作品の展示やコスプレ、ステージイベントなど、作品世界に浸るお祭り感を満喫できます。 

このように、同人活動には創作する楽しさだけでなく、ファン同士の交流や、イベントという非日常的な空間を体験する楽しさなど、さまざまな魅力があります。